歌うクジラ

 かなり久方ぶりの書評というか読書感想です。別にこの間何も読んでなかったわけではないよ。でも、明らかに読書量は少ないな〜。休憩時間用にも持ってる『楡家のなんたらかんたら』(題名忘れ)はもう一年以上もバックに入ったまま...。って表題の『歌うクジラ』村上龍著、2010年ですが、ひっさびさに村上龍の長編小説でしかも新しいものっていうので結構ささっと読めた。時代設定は、2022年。宇宙まで人間は行ってしまうのですよ。そして下層界に住む女とSW遺伝子を持った超最層界に住む男の子供として生を受けたアキラが色んなとこ旅して最後は脳みそ人間と戦うってかね。そこは龍様なので、かなりグロい性的殺戮場面とかもあったりして、心にがーんとのしかかる感じ。最後まで人間は思考するのを止めたらいけないってことなんですな。ってじゅんこは普段あんまり思考してないけど。いやー、この殺伐とした世の中に一縷の希望を持つ事を忘れてはいけないと、強く思いました。

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