二人で歩いた行く春秋

 1962年、木下恵介監督作品。ご覧の通り佐田啓二と高峰秀子のゴールデンコンビ!戦争から引き揚げて来て道路工夫になって日銭を稼ぐ夫と小使の妻が貧乏暮らしをしながら一人息子を大学まで出すって言う、なんともしみじみと奥深い作品でした。途中途中で佐田啓二が短歌を詠んで、主題歌も歌っちゃうってね、昭和らしい映画作りです。最後のシーンは息子の京大卒業式。そして息子の恋人がデビューしたての倍賞美津子!ってね。で、息子がアルバイトでやってた平安神宮のガイドをするまねをして甲府から出て来た両親と倍賞美津子4人でエンドって言うのがよかった。昔の京都が出て来て、こんなんだったのかーって思いを馳せました。最後泣いちゃったしね。今日からは、島崎藤村の『破戒』を観ます〜。

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