誰も知らない
1988年に起こった巣鴨置き去り事件を下地にしたフィクション作品。母親が育児を放棄して蒸発、祖母が時折子供4人が住むアパートの様子を見ていたらしいが、不良少年のたまり場になり、一人殺されてしまったところから、事件が発覚したという。演技の出来ない子役たちのオーディションに始まり、撮影に一年かけ、かつ台詞は口頭で覚えさせたのみだったんだという、でもそれだけにほんとに表情や台詞の細部まで自然でぐっとくるいい作品でした。ドラマが波瀾万丈だったり、おどろおどろしく監督の主観を押し付けてなくて、さらーっとしたヨーロッパ映画みたいというか、カンヌ受けしたのも頷けます。そしてこの作品で主演男優賞を若干14歳で穫った柳楽くん、最近もテレビや映画に出てるみたいだけど、顔が全然わかんなくなってました。この子ね〜、18歳の時に自殺未遂しちゃうのよ〜。で、その時のニュースは今でも覚えてるけどさ〜。まだ24歳なのに、結婚して子供もいるし、既に人生全うしてます。
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